ニオイバンマツリ

ナス科 「に」からはじまる植物 香りのする花

ニオイバンマツリ
この植物の育て方
科名
ナス科
学名
Brunfelsia australis
別名
ブルンフェルシア
原産地
中央~南アメリカ 西インド諸島
大きさ
1m~3m
開花期
4月~7月
難易度
★★★☆☆(ふつう)

こんな植物です

ニオイバンマツリはナス科ブルンフェルシア属の熱帯花木で、ブラジル南部やアルゼンチンに分布します。ブルンフェルシア属はニオイバンマツリも含めて約40種が知られています。

葉は革質でやや厚みがあります。花は筒状で先端が開いて5枚の花びらを形成し強い芳香を放ちます。咲き始めは紫色で中心に白い目を持ちますが、時間の経過とともに退色していき最後は全体が白色になります。次々と新しい花を咲かせるので、1株で複数の花色を同時に楽しむことができます。1カ所から1-3輪の花を咲かせます。生長すると高さ3mほどの低木になります。

ニオイバンマツリは漢字を当てると「匂蕃茉莉」。匂は芳香、蕃は外国、茉莉はジャスミン類のことを指し、解読すると「香りのする外国のジャスミン類」となりますが、ジャスミンの仲間ではありません(ジャスミンはモクセイ科です)。属名は16世紀ドイツの植物学者ブルンファルスにちなみます。

種類

〔〕内は学名、B.はBrunfelsiaの略

ニオイバンマツリ〔B. australis = B. hopeana var. australis〕

ブルンフェルシアの中でもよく栽培される種。詳しくは上記本文参照。

アメリカバンマツリ〔B. americana〕

西インド諸島原産で開花時は白色で、時間の経過とともに黄色く変色。花は芳香があり、特に夜間強く香る。

パウキフロラ〔B. pauciflora〕

ブラジル原産、よく枝分かれして3m程の樹高になります。咲き始めは紫で、時間の経過とともに白に変わります。

バンマツリ〔B. uniflora〕

南アメリカ、西インド諸島原産。花は咲き始め紫色で徐々に白くなる。花付きがよくブルンフェルシアの中ではコンパクトにおさまるので、鉢植えに適する。

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