レンギョウの育て方
モクセイ科 学名:Forsythia suspensa 用途 鉢植え 露地植え 中国や朝鮮原産のレンギョウ、シナレンギョウ、チョウセンレンギョウ、それに人工的に掛け合わせて作られたインテルメディアを加えた4種がレンギョウの仲間として庭木や垣根、切り花などに広く利用されています。 |
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開花期 |
植え付け |
剪定 |
肥料 |
季節・日常の手入れ ポイント
花の終わった直後に古い枝や今年花をつけなかった弱い枝を根元から切り落とします。年月を経ると樹全体の勢いが弱まり花つきが悪くなります。5年に1回くらいすべての枝を3分の1残して切りつめます(枝全体の3分の2を切り落とす)。春から伸びた新しい枝に7~8月頃に花芽が作られているので(咲くのは翌年の春)夏以降は枝を切り落とさないようにしましょう。
日当たり・置き場所
厳しい暑さにもよく耐えますので一年を通して日当たりの良い場所で育てましょう。日当たりが悪いと枝が弱々しく伸びて、花つきも悪くなります。日陰での栽培は適しません。
冬の寒さにも強く、全国で露地栽培が可能です。特に冬越しのために必要な作業はありません。
水やり・肥料
ある程度湿り気のある土壌を好みます。地植えは植え付け直後はたっぷりと水を与えましょう。それ以降は真夏以外は特に与える必要はありませんが、乾燥しやすい土壌ならばときどき水を与えるか、乾燥防止のために株まわりに腐葉土やワラを敷きましょう。鉢植えは土の表面が乾いたらたっぷりと与えるようにしましょう。
肥料はそれほど必要ありません。植え付ける際に堆肥を土に混ぜ込んでおき、追肥として花の終わった後と9月に1回化成肥料を株元にばらまいておけばよい。
用土
水はけがよく、有機質に富んだものがよい。赤玉土7(小~中粒):腐葉土3の割合で混ぜた土を使用します。地植えの場合は堆肥を充分に混ぜ込んでおくとその後に生育が違います。
植え替え・植え付け
鉢植えは大きくなってきたら徐々に大きな鉢に植え替えていきましょう。いきなり2周りも3周りも大きな鉢に植え替えると、根が充分発育しない上に根ぐされをおこしやすいです。地植えの場合は一度植え付けると植え替えの必要はありません。庭の事情で他の場所に移し替える場合は落葉している時期(ただし真冬はのぞく)に行います。鉢植えの植え替えの適期も同様です。
植え付けの適期は真冬をのぞく11月から3月に行います。地際からたくさんの枝を伸ばすので深植えはせずに、山高に土を盛って植え付けるようにします。こうすることで水はけも良くなります。
ふやし方
さし木、取り木でふやすことができます。
さし木は新しい枝が出てくる前、2~3月が適期です。枝を20cmの長さに切り取ってそれを湿らせた川砂にさしておくと根がでてきます。生長は早く、春以降は充分に日光に当てて育てると、枝数はまだ少ないものの、翌年の春から花を付けます。
かかりやすい病害虫
カイガラムシが発生します。
まとめ
日当たりの良い場所で育てます
植え替え、植え付けは落葉期間中に行う(真冬はのぞく)
肥料はそれほど必要ありません
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