- 科名
- バラ科
- 学名
- Sanguisorba minor
- 別名
- オランダワレモコウ ガーデンバーネット
- 原産地
- 地中海沿岸
- 大きさ
- 高さ20cm~50cm
- 開花期
- 5月~6月
- 難易度
- ★☆☆☆☆(やさしい)
こんな植物です
〔〕内は学名、S.はSanguisorbaの略
地中海沿岸に分布する毎年育つ多年草で、石灰質の草地や路傍に自生しています。北米にも野生化しており、一説には開拓移民により持ち込まれたと言われています。花後にできたタネが自然に落ちて年々増えていきます。日本に自生するワレモコウ〔S. officinalis〕やカライトソウ〔S. hakusanensis〕は近縁にあたります。
名前の通り葉(若くて柔らかいもの)をサラダに利用できるハーブで、キュウリのような風味があります。また、茎・葉・根にタンニンを含み傷口の止血などにも利用されたそうです。
葉っぱのフチは波状のぎざぎざになり、地際から茎を伸ばして放射状に広がります。主な開花期は初夏で細長い茎を伸ばしてその先端に小さな花を球状に咲かせます。花穂の大きさは緑色のがくと赤い雄しべの色合いが可愛らしいです。
園芸品種に樹高が小さくまとまるコンパクタ(ヒメイチゴノキ)〔'Compacta'〕や紅花種のルブラ(ベニバナイチゴノキ)〔'Rubra'〕などがあります。