トベラの育て方
育て方はこのページの下
- 科名
- トベラ科
- 学名
- Pittosporum tobira
- 用途など
- 庭植え
- 開花期
- 4月~5月
- 大きさ
- 高さ2m~4m
- 耐寒性
- ふつう
- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
育て方
- ・剪定はあまり必要ない
- ・植え付けは春に暖かくなってから
- ・強い乾燥をきらう
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え | 4月下~5月上 |
---|---|
肥料 | 2月 / 9月 |
日常の手入れ
若木の時に出てくる樹形を乱す突出した枝は切りますが、それ以外は枝を切る必要はありません。また、芽吹く力が決して強い方ではないのでそういう意味でも放任で育てた方がよいでしょう。枝を整理しなくても樹形は自然にまとまります。
日当たり・置き場所
日当たりが良く、腐葉土や堆肥など有機質に富んだやや湿り気のある土を好み乾燥を嫌います。強い直射日光が当たって乾燥する場所では生育が悪いです。日当たりとやや湿潤な土壌、両方を兼ね備えた場所が理想的で葉も美しく、しっかりとした樹形に育ちます。日当たりを好む陽樹ですが、耐陰性もあり半日陰の場所でも問題なく育ちます。ある程度耐寒性もあるので、北は東北南部までなら植栽可能です。
水やりと肥料
肥料は2月と9月に窒素分が多めの化成肥料を株元に2握りほどばらまいておけばそれ以上必要ありません。窒素分の多く含まれた肥料を与えるのは枝葉をしっかり生長させるためです。
適した土
水はけと水保ちのよい用土が適しています。
植え替え・植え付け
もともと暖かい地域の植物なので、植え付けは春に暖かくなってから行います。根が粗いので、植え付けるときは根の周りの土を落とさないよう、扱いに気をつけましょう。また、乾燥する土地や、やせ地に植える場合はあらかじめ堆肥や腐葉土をたっぷりと混ぜ込んで水もちの良い土にしてから植え付けるようにします。
植え付け後はあまり手間はかかりません。むしろ環境さえ合っていれば、いじらずに放任のほうが樹形もよくまとまり美しく育ちます。
ふやし方
タネからふやすことができます。10月に熟した果実からタネを取りだしてすぐにまくか、乾かさないように貯蔵しておいて翌春に暖かくなってきたらまきます。
かかりやすい病害虫
カイガラムシやアブラムシが発生するので、薬剤を散布して駆除します。
関連する植物
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シャリンバイ
バラ科
車輪のように小枝を出して、梅のような白い花を咲かせる。歩道の植え込みなどに広く利用される。