トリコピリアの育て方
育て方はこのページの下
- 科名
- ラン科
- 学名
- Trichopilia
- 用途など
- 鉢植え
- 開花期
- 2月~5月
- 大きさ
- 高さ20cm~30cm
- 耐寒性
- 10℃以上
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
育て方
- ・休眠期も完全に乾かさない
- ・冬でも日射しが強ければ遮光を
- ・花芽が出てからは、高温(25℃以上)に気をつける
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え | 3月下~4月 / 9月 |
---|---|
肥料 | 4月~9月 |
日常の手入れ
生育サイクル
春~秋に新芽を出して葉を伸ばして生育し、冬~春は休眠します。開花期は主に休眠期です。生育期と休眠期をしっかり理解して、時期に応じた水やりや置き場所を考えましょう。
花を長く楽しむため
花びらが薄く繊細です。キレイな状態で出来るだけ長く楽しむために、水やりの際、花に水がかからないようにする、やたら場所を移動させない(他のものに接触して花びらが傷む)、などの気遣いをしましょう。
日当たり・置き場所
春~秋は屋外の木陰や半日陰の場所に吊しておくとよく育ちます。直射日光が当たると葉が焼けて傷んでしまうので注意します。日除けをする場合、春と秋は30%、夏は50%~60%の遮光率を目安にします。
冬の最低温度は10℃以上、理想的には13℃~15℃です。冬の間は室内の明るい場所に避難させます。ガラス越しに直射日光がもろに射し込む場所では、冬でも少し遮光(30%程度)をした方が良いです。温度が高すぎると(25℃以上)、花芽が枯れてしまうことがあるので、室温には気をつけます。
水やりと肥料
水の好きなランです。春に新芽が出てくる頃から、たっぷりと水を与えます。水切れさせると生育に支障を来すことがあります。
冬の休眠期はさほど水を吸わないので、生育期ほど水は要りません。生育期と同じペースで水やりをすると、多湿になって根が傷むことがあります。ただし、カラカラに乾かしてしまうのは良くないので、用土が乾いたら全体が湿る程度の水やりをします。
春に新芽が出て、秋にバルブが肥大する頃まで、薄めの液体肥料を月に2~3回与えます。
適した土
基本的に水ゴケを用います。
植え替え・植え付け
次に出てくる新芽が鉢の外にはみ出しそうなら、植え替えを行います。春の花後か、秋が適期です。用土は水ゴケを用いて、素焼き鉢などに植え付けます。
ふやし方
植え替え時に株分けでふやします。
かかりやすい病害虫
特にありません。
関連する植物
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オンシジウム
ラン科
ポピュラーな洋ランのひとつ。株姿や性質など様々な系統があります。