- 科名
- スイカズラ科
- 学名
- Lonicera gracilipes
- 別名
- ウグイスノキ
- 原産地
- 北海道 本州 四国
- 大きさ
- 高さ1m~3m
- 開花期
- 4月~5月
- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
こんな植物です
北海道、本州、四国の山野に自生する落葉性の低木です。樹高は1m~3mで株元から枝をたくさん出してわさわさと茂ります。山野にそのまま生えているような野趣を楽しむ花木で庭木の他、盆栽に仕立てることもあります。見どころは春の花と果実です。
4月~5月ごろ、淡いピンク色で先端が5つに開いたラッパ状の小さな花を咲かせます。花後、長さ1cmほどのだ円形の果実ができます。果実の生長は早く、6月ころには赤く熟します。熟した果実は透明感があり、日に当たると透き通るような美しさがあり、食べると甘いです。
仲間に、葉に毛の生えるヤマウグイスカグラ、枝葉に毛が密集し、果実や花に腺毛が多く生えるミヤマウグイスカグラなどが知られています。白い花を咲かせて黄色い実を付けるものもあります。
名前の由来
おもしろい植物名ですが、由来ははっきりわかっていません。一説には古名のひとつ、ウグイスガクレ(鶯が隠れる木?)が転じたとも言われています。属名のロニセラはドイツの博物学者アダム・ロニツァーの名前に由来します。
注意したいヒョウタンボク
近い仲間のヒョウタンボク〔L. morrowii〕も熟すと赤くて美しい果実を付けますが有毒なので間違えないように注意したい。ヒョウタンボクは名前のように実がひょうたんのように2つつながった形をしており見分けやすいです。また、花の色が白から黄色に変化するのでキンギンボクの別名もあります。
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ツキヌキニンドウ
スイカズラ科 難易度★★☆☆☆
アメリカ原産のつる性花木で、春から秋の長い期間、細くて先端の開いたろうと状の花を咲かせます