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パセリの育て方

パセリセリ科 学名:Petroselium crispuma 用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(そだてやすい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(ふつう)

日本やアメリカでは葉が細かくカールする縮葉種が一般的ですが、ヨーロッパではより原種に近いとされる平葉種がポピュラーです。平葉種は見た目ミツバやセロリの葉に似ています。

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
          バー バー          
植え付け
      バー バー       バー バー    
肥料
  バー       バー バー バー      

季節・日常の手入れ ポイント
花茎摘み
初夏頃に花茎を伸ばして花を付けます(とう立ち)。そのままにしておくと株が弱って出てくる葉っぱの数が少なくなったり、枯れてくることが多いです。採種の目的がなければ、花茎は早めに摘んでしまいましょう。春にタネをまいた場合、とう立ちするのは翌年になります。

基本的に二年草扱いで、花後に(花茎を摘んでいても、タネまきからまる一年くらいで)自然に枯れてしまうことも多いですがこれは寿命です。

収穫
大きくなった葉を外側から順番に使う分だけ収穫します。一度にたくさん採ってしまうとその後の生育が弱るので、最低でも1株当たり10枚くらいの葉っぱを残しましょう。そうやって元気に生長できるだけの葉っぱは残すことで、定期的に収穫することができます。夏場はどうしても葉が固くなりやすいので、やや若いうちに採って、新しい葉を出させるようにしてもよいでしょう。

葉が茂りすぎて風通しが悪くなると、株が蒸れて外側から黄色く枯れてくるので、葉が混み合ってるなと感じた場合は通風も兼ねてちょこちょこ収穫してあげればよいです。

日当たり・置き場所
日当たり~明るい日陰で育ちます。ただし、あまり日当たりが悪いと間延びするので気をつけましょう。よく日に当てると葉は色が濃くて固めになり、明るい日陰だと軟らかな感じになるので、好みで日当たりを工夫してみてもよいでしょう。真夏は日射しが強すぎるのどちらにしても明るい日陰のほうがよいです。

冬の寒さには強い方で5℃以上の気温があれば冬越しできますので、鉢植えの場合は霜のかからない軒下などで管理しましょう。ベランダでも強い北風の当たる場所は葉が痛みます。地植えの場合は地面を凍らさないように腐葉土などで土の表面を覆ってやるか寒冷地では防寒用のネットなどをかけるとよいでしょう。

水やり・肥料
やや乾燥に弱い植物なので、春から秋にかけての生育期間中はひどく乾かさないようにしましょう。土の表面が乾きかけたらたっぷり水を与えます。水が滞留している環境では株元から腐ることがあるので、土の水はけを考えることも大切です。冬は生育が鈍るので水やり回数を控えめにします。

次々と葉が出て生長していくので生育期間中は肥料を切らさないようにします。植え付ける際はゆっくりと効き目がでてくる肥料をあらかじめ土の中に混ぜます。追肥は生育を見ながら液体肥料を与えるようにします。冬は与える必要ありません。

用土
鉢植えの場合は、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使います。庭植えは植え付ける前に石灰をよく混ぜ込んで酸性を中和します。パセリは酸性の土壌では育ちにくいからです。また、水はけの悪い土壌では上手く育たないので注意しましょう。特に粘土質の土壌は苦手で、腐葉土や砂などを混ぜ込んで改良する必要があります。

植え替え・植え付け
特に必要ありません。

ふやし方
タネをまいて育てます。タネをまく時期は春は4~5月、秋は9~10月が気温としても発芽しやすい。タネはまく一晩前に水につけておきます。パセリは発芽に光が必要(好光性種子)ですが、土をかぶせないとタネが乾いてしまうので薄め(2mm程度)にとどめておきます。

また、パセリは直根性といって太い根があまり枝分かれしない性質を持っています。苗が小さいときは植え替えることができますが、大きくなってからは根が切れてしまうとなかなか根付きにくいです。植え替える場合は、根を切らないように慎重に行いましょう。

かかりやすい病害虫
軟腐病 ヨトウムシ

軟腐病は多湿状態で発生しやすい病気です。水はけのよい用途で植えて、こまめに葉を収穫して風通しをよくして、発生しない環境を作りましょう。

ヨトウムシは葉や茎を食べてしまいます。夜行性で昼は土の中に潜んでいます。株元の表面を軽く掘り起こすと見つかる場合があります。早めに発見しないと株が丸坊主にされます。

まとめ 
明るい日陰で葉は柔らかめに育つ
水はけのよい用土が適します
花茎が伸びてきたら摘み取ります

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