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冬に色づく葉が美しい

カルーナ・ブルガリス

カルーナ・ブルガリス
科名:ツツジ科
学名:Calluna vulgaris
別名:ヘザー ギョリュウモドキ
原産地:シベリア ヨーロッパ 北アフリカ
樹高:10cm~60cm
主な開花期:8月-10月 紅葉期:11月-3月
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(ふつう)

くわしい育て方

 

カルーナ・ブルガリスとは

シベリア、ヨーロッパ、北アフリカなど広い範囲に分布する常緑性の低木です。スコットランドではエリカやエニシダの群生する乾燥した荒れ地のことをヒースランドと呼びますが、カルーナ・ブルガリスもそんな場所に多く生えます。高木の育たないような悪環境でも気丈に育つ樹木です。

樹高は10cm-60cm、細かく枝分かれして小さなうろこ状の葉をつけます。枝の先端近くに小さな粒状の花をたくさんつけます。花びらは小さく、萼にすっぽりと隠れるように咲きます。花色は白、ピンク、赤紫色などがあります。主な開花期は夏ですが、冬に花を咲かせるものもあります。冬になると葉は黄色や赤に紅葉して非常に美しいです。

ツツジ科カルーナ属はブルガリス種、1種のみしかありませんが、非常に変異が多く、バラエティーに富んだ園芸品種があります。葉色は緑のほか、黄、紅、灰白などがあります。花も一重咲きのほか八重咲き種があります。樹の姿も立ち上がるもの、這うように伸びるもの、クッション状にこんもり茂るものがあります。

ヨーロッパでは地面を覆うグラウンドカバーとして用いられ、広く栽培されています。また、古くは枝は家の屋根を葺いたり、ほうきなどに加工されて用いられたそうです。日本には昭和初期に入ってきたのが最初とされます。悪環境の場所に自生するだけに、本来は強健な植物ですが、暑いのが苦手で日本の平地や暖地気候には馴染みません。寒さには非常に強いので、寒冷地向きの植物といえます。小さめの鉢植えで出回り、様々な葉色がきれいなので寄せ植えにも向きます。

カルーナの名前はカルネイン(掃く)からきており、枝をほうきにしたところに由来します。和名のギョリュウモドキはギョリュウ(ギョリュウ科の樹木)に似ているという意味です。また、エリカなど近い属の植物もまとめて、ヘザーと呼ばれることもあります。

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