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カルーナ・ブルガリスの育て方

カルーナ・ブルガリスツツジ科 学名:Calluna vulgaris用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(ふつう)

耐寒性 バー バー バー バー バー(つよい)

スコットランドではエリカやエニシダの群生する乾燥した荒れ地のことをヒースランドと呼びますが、カルーナ・ブルガリスもそんな場所に多く生えます。高木の育たないような悪環境でも気丈に育つ樹木です。

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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紅葉する時期
バー バー バー               バー バー
植え付け
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肥料
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季節・日常の手入れ ポイント
カルーナは耐寒性が非常に強いですが耐暑性はあまりなく、夏にできるだけ涼しい環境で育てることがポイントとなります。

枝葉が混み合うと株の中の風通しが悪くなり、蒸れて生育が衰えたり、下の方の葉が枯れ上がることがあります。花の咲き終わった秋頃に全体を半分くらいの高さに刈り込んで樹形を整えてすっきりとさせましょう。葉を楽しむのが目的なら、特に時期を選ばずに刈り込みや枝の切り戻しを行うことができます。

日当たり・置き場所
日当たりのよい場所を好みます。日照不足になると葉の色や花付きが悪くなることがあります。暑さと多湿に弱いので、真夏は雨や西日の避けた半日陰の軒下などに移動させます。また、できるだけ風通しがよく涼しい環境で育てたほうがよいでしょう。

冬は寒風が直接当たるような場所は避けた方がよいですが、耐寒性は強いので、室内に取り込んだり防寒する必要はありません。室内で育てる場合はできるだけ窓際の日のよく当たる場所に置き、ときどきベランダや戸外に移動させて、たっぷりと日に当ててあげましょう。

水やり・肥料
過湿にすると根腐れを起こしやすいので気を付けます。かといって、乾燥に強いのかというとそういうわけでもないので、夏場は水切れさせないようにしましょう。簡単に言うと「土の表面が乾いていたら→水をたっぷり与える」です。

肥料が多いと根が傷むので与える量、回数とも控えめにしましょう。植え付けるときにあらかじめ土にゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜ込んでおきます。追肥として、4~6月に月1回、油かすと骨粉を混ぜた肥料を株元に少量与えるか、薄めた液体肥料を与えます。基本的にそれ以上は要りません。

用土
肥料成分が少なく、水はけの良い酸性土壌を好みます。鹿沼土7:ピートモス(もしくは腐葉土)3の割合で混ぜた土が適しています。

植え替え・植え付け
植え替え
鉢植えは根づまりを起こしやすいので、生長を見ながら植え替えます。鉢から抜いた株は根の周りの土を軽く落として傷んだ根を取り除いて、一回り大きな鉢に植え替えます。植え替えの適期は9月下旬~10月中旬です。鉢が小さいうちはできれば毎年植え替えた方がよいでしょう。

地植え
3~4月、9~10月が適期です。水はけや風通しを考慮してやや山高に土を盛ったり、緩い傾斜をつくり植え付けます。枝がやや横に張るので複数株植える場合は50~60cmの間隔をとって植え付けるようにしましょう。酸性土壌を好みますので、植え付ける場所にあらかじめピートモス(酸度未調整)を混ぜ込んでおいてもよいでしょう。

ココピートモス(酸度未調整)
ピートモスは元々酸性の強い用土ですが、幅広い植物に使えるよう酸度を中性に近い形で調整したものが幅広く使われています。しかし、酸性土壌を好む植物を植え付ける場合や、土壌を酸性に改良したい場合は確実に効果を発揮させるためか酸度未調整のものを使うことが多いです。カルーナと同じツツジ科のブルーベリーも同じ理由で未調整のピートモスを使うことが多いです。

ふやし方
さし木でふやすことができます。適期は4~5月です。枝の先端を3~5cm程度に切りとり、鉢植えで育てる場合と同じ用土(上記「用土」の項参照)に挿します。根が出るまで乾かさないように日陰で管理します。

かかりやすい病害虫
春~秋にかけてアブラムシが発生します。見つけしだい駆除するか、定期的に薬剤を散布して予防しましょう。

まとめ 
夏の暑さに弱い
肥料は控えめに
水はけの良い酸性土を好みます

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