ヤサシイエンゲイ

グロリオサの育て方

グロリオサユリ(イヌサフラン)科 学名:Gloriosa 用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(ふつう)

耐寒性 バー バー バー バー バー(よわい)

春に球根を植えて夏に花を楽しむ、春植え球根として扱います。グロリオサの名前はギリシア語のグロリオサス(栄光ある・名誉ある)に由来します。和名のキツネユリは花姿をキツネに見立てたものです

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
            バー バー        
球根植え付け
      バー バー              
肥料
      バー バー バー バー バー      

球根の扱いについて注意点
グロリオサの球根にはコルヒチンという毒性の強い成分が含まれており、誤って口にしてしまうと中毒を起こします。

実際、ヤマイモと間違って球根を食べて食中毒を起こした例も報告されています。普通に栽培・鑑賞している分にはなんら問題ありませんが、口に入れるような間違いを起こさないよう食用作物と一緒の栽培・混植を避ける、などの配慮をしましょう。

季節・日常の手入れ ポイント
つるが長く伸びるので支柱を立て、そこにからませて育てましょう。鉢植えの場合はアサガオ用のあんどん支柱が便利です。最初にヒモで茎を支柱に軽く結んでおく(この作業のことをつるを誘引すると言います)とあとは勝手にまきヒゲが支柱にからまって伸びていきます。新芽の部分は軟らかくて曲がりやすいので早めにつるを誘引するようにしましょう。また、長く伸びたつるは折れやすいので、扱いに気をつけます。

日当たり・置き場所
日当たりの良い場所を好みます。多湿の状態になると球根が腐りやすいので、鉢植えは梅雨時期に雨が直接かからない屋根のある場所に移動させましょう。

寒さには弱いので、庭植えは茎葉が黄色く枯れてきたら掘り上げます。掘り上げた球根は風通しの良い日陰で3~4日乾燥させてからビニール袋におかくずやバーミキュライトとともに入れ、さらに段ボールに入れ凍らせないように5℃~10℃くらいの場所で貯蔵します。鉢植えは地上部が枯れたら掘り上げても良いですし、鉢ごと室内に移動させても良いでしょう。

水やり・肥料
乾燥に弱いですが、過湿にしても球根が腐りやすくなります。土の表面が乾いていたらたっぷりと水を与えましょう。夏は特に乾きやすいので水切れに注意しますが、日中に水を与えると高温で蒸れることがあるので、早朝や夕方の涼しい時間帯に水を与えるようにします。秋に葉が黄色くなってきたら徐々に休眠に入ってきている証拠なので、水やりの回数を減らします。

植え付けるときに土にゆっくりと混ぜる粒状の肥料を混ぜ込んでおきます。追肥として液体肥料を2週間に1回与えます。花が咲いても9月まで肥料は与えましょう。そうしないと肥料が切れて花が咲いている途中なのに葉が黄色くなって普通より早く休眠に入ってしまいます。早く休眠にはいると新しい球根が充分太らない可能性があります。

用土
水はけがよく肥えた土が適しています。鉢植えは赤玉土(中粒)6:腐葉土4の割合で混ぜた土を使用します。

植え替え・植え付け
秋に貯蔵した球根は春に植え付けます。新たにできた球根はV字型をしておりそれぞれの先端に芽があります。植え付ける前に球根を株元の所で切り分けて切り口を乾かしてから植え付けます。切り口を乾かしておかないとその部分から雑菌が入って球根が腐ってしまうからです。

芽はひとつの球根の1個しかできないので折らないように注意して植え付けましょう。植え付ける目安は5号鉢(直径15cm)に1球が目安で芽を上にして水平に植え付けます。

球根の植えつけ方
植え付け1 植え付け2 植え付け3

ふやし方
球根を分球して植え付けます。球根はさほど頻繁には増えないので2~3年に1回行います。具体的な方法は上記を参照にしてください。

かかりやすい病害虫
アブラムシやハダニの発生が見られます。

まとめ 
やせ地でなければ肥料はほとんど要りません
剪定の適期は秋から春、ただし厳寒期は避けます
寒さの厳しい地域では落葉することがあります

関連するページ
グロリオサとは
ユリ科
球根植物