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ナゴランの育て方

ナゴランラン科 学名:Phalaenosis japonica(= Sedirea japonica)  用途 鉢植え
難易度 バー バー バー バー バー(ふつう)

耐寒性 バー バー バー バー バー(ややよわい:5℃以上)

日本(伊豆諸島~南西諸島)や朝鮮半島の暖地に分布するランの仲間です。地面には根を下ろさず、樹状の幹や枝、岩肌に根をしっかり固定させて(着生して)生活します。花は3cm程で芳香があります。

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
        バー バー バー          
植え付け
        バー              
肥料
      バー バー バー バー バー      

季節・日常の手入れ
花が咲き終わったら、花茎は付け根から切り落とします。 ポイントは葉焼けさせないことや植え付けのやり方です。

日当たり・置き場所 ポイント
強い日射しに当てると葉が焼けて生育が弱ります。ナゴランはさほどたくさんの葉を出さず、1枚ずつの葉っぱが生育にとても大事で、葉を傷めることはよくありません。

冬~春は十分日に当てて大丈夫です。初夏以降は直射日光を避けた明るい日陰に置きます。風の通る場所でよく育つので、木陰などに吊して育ててもよいでしょう。真夏は暑さを避けるために、様子を見つつさらに日陰に移してもよいでしょう。気温が高く、熱の溜まりやすい場所では特に日射しに気をつけてください。一年を通して日当たりのよい場所なら、初夏と秋は30%~50%、夏は60%~70%の遮光が適当です。

暖地性の植物なのでやや寒さに弱いです。冬の最低気温は5℃以上、10℃前後保てればなおよいです。寒くなったら室内に取り込みましょう。暖地や亜熱帯地域なら屋外で冬越しできます。

水やり・肥料
春から秋の生育期は乾いたらたっぷりと水を与えます。空気中の湿度の高い環境を好むので、水やりにくわえて葉に水をかけてあげましょう。低温下ではあまり生長しないので、冬はやや乾かし気味に管理します。肥料は春から秋の間、月1~2回程度、薄めの液体肥料を与えます。

用土
水ゴケを用いるのが一般的です。へご板などに貼り付けてもよいでしょう。

植え替え・植え付け ポイント
ナゴランの植え付け植え替えの適期は霜の心配がなくなり、気温が十分上がる5月頃です。素焼き鉢を用い、通気性をよくするために中心を盛り上げて、芯には発泡スチロールや木炭を入れて根を広げるようにして植え付けます(鉢が小さく、メッシュ鉢のように通気性のよいものであれば、芯は入れなくても大丈夫です)。若干小さめの鉢を使うのがコツです。鉢が大きいとなかなか乾かずに通気性が悪くなるのでよくありません。同様の理由でプラスチック鉢もあまり適しません。プラ鉢を使うなら、メッシュ鉢がよいでしょう。

ふやし方
基本的に一般では増やすことがむずかしいです。市販されている株は無菌培養や培地で実生された(フラスコのようなビンの中に栄養を入れた培地をつくってそこにタネをまく)ものが多いです。

かかりやすい病害虫
葉にカイガラムシが付くことがあります。早めにこすり落として駆除します。

まとめ 
春から秋は直射日光を避けます
風通しがよく、空気中の湿度の高い環境を好みます
冬の最低気温は5度℃以上、できれば10℃前後

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