センニチコウ

ヒユ科 「せ」からはじまる植物

センニチコウ
この植物の育て方
科名
ヒユ科
学名
Gomphrena
別名
センニチソウ
原産地
熱帯アメリカ 北アメリカ南部
大きさ
高さ15cm~60cm
開花期
7月~11月
難易度
★☆☆☆☆(やさしい)

こんな植物です

センニチコウの仲間(ヒユ科ゴンフレナ属)は熱帯アメリカにおよそ100種が分布します。その中でもセンニチコウとキバナセンニチコウの2種が主に栽培されてい

炎天下でもめげずに茎がよく枝分かれして茂り、球状の花を咲かせます(咲き進んでいくと上に伸びて、やや細長い姿になります)。

主な開花期は夏から秋で、花色は紫紅、白、ピンク、オレンジなどがあります。花びらはもたず、色づいているのは苞葉(ほうよう)と呼ばれる花の付け根に付く葉っぱです。苞葉は乾燥させても色あせないので、ドライフラワーにも利用されます。

名前の由来

センニチコウは『千日紅』と書き、花の色あせない性質に由来します。属名のゴンフレナはヒユ属のある種に付けられた古名からきています。

種類

〔〕内は学名、G.はGomphrenaの略

センニチコウ〔G. globosa〕

熱帯アメリカ原産で、花後に枯れる一年草です。日本には江戸時代前期に渡来したとされます。草丈は50cmほどで主な開花期は夏から秋、花色は紫紅、白、ピンクなどがあります。濃いピンク色の花を咲かせる`ローズネオン`や 弾けたような花姿が面白い`ファイヤーワークス`、草丈が30cmほどに収まる品種があります。

種小名のグロボーサは「球形の」という意味で、花姿に由来します。

キバナセンニチコウ〔G. haageana〕

アメリカのテキサス州からメキシコにかけて分布します。本来は毎年花を咲かせる多年草ですが、寒さで枯れてしまうことも多く、園芸では一年草として扱います。日本には大正時代末に入ってきました。

草丈は60cm~80cmほどで、主な開花期は夏、花色は赤橙色です。また、園芸品種に鮮やかな朱色の'ストロベリー・フィールズ'があります。色のバラエティーはありませんが、センニチコウにはない花色が魅力です。

種小名のハーゲアナは人名由来です。

その他

センニチコボウ(千日小坊)〔Alternanthera porrigens〕は花色や姿がセンニチコウに似ていますが、仲間(同属)ではありません。オランダセンニチ〔Spilanthes〕は球状の花という点では似ていますが、バラ科の別種です。

その他の画像

1.センニチコウ‘ファイヤーワークス’ 2.キバナセンニチ ‘ストロベリー・フィールズ’

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