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切り花でよく見かける

デンドロビウム・ファレノプシス系(デンファレ)

キョウチクトウ
科名:ラン科
学名:Dendrobium phalaenopsis
別名:デンファレ
原産地:ニューギニア~オーストラリア北部
草丈:10cm~1m
主な開花期:2月-4月
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(ふつう)

くわしい育て方

〔〕内は学名、Den.はDendrobiumの略

デンドロビウム・ファレノプシス系(デンファレ)とは

デンドロビウムは東南アジアを中心に1000種以上が分布するランの仲間です。

その中でも、ファレノプシス種を中心として改良された園芸品種をデンドロビウム・ファレノプシス系、ベタに略して通称「デンファレ」と呼びます。

大きさや花色など様々で4万を超す品種があります。鉢花を始め、切り花としての需要も非常に高いです。また、中華料理の飾りにもよく使われています。

性質

左右交互に葉を出しながらバルブ(茎)がまっすぐ伸びます。頂点から花茎を出して、数輪~10数輪の花を咲かせます。花色は白、紫、ピンク、赤、黄、グリーンなどがあります。花びらはやや肉厚で、持ちが良く、1ヶ月以上傷まず咲き続けます。丈は小型種で10cm~15cm、大型種は1mを超します。寒さが苦手で、15℃を切ると徐々に生長がゆっくりになり7~8℃になると生長が止まって休眠状態になります。逆に20℃以上の気温が保てれば年中生長します。

原種 デンドロビウム・ファレノプシス

元となったファレノプシス種はオーストラリアやニューギニアに分布し、樹木などに根を張り付かせて生活する着生ランで淡い紫紅色の花を咲かせます。花の姿が同じラン科のファレノプシス属に似ているのでこの名前があります。デンドロビウムとファレノプシス(俗に言うコチョウランのこと)を掛け合わせたものではありません。ちなみにファレノプシスとは「蛾のような」という意味で、花の形に由来します。

もう一つの原種 デンドロビウム・ビギバム

もうひとつデンファレ系の代表的な原種に、ビギバム種〔Den. bigibbum〕があります。オーストラリア、ニューギニア原産で花姿はファレノプシスのようです。色は紫や白で、草丈は15cm~1.2mになります。非常に小さく収まるコンパクツム、花が大型のスペルブムなどの亜変種があります。主に出回っているのは丈が小さい園芸品種で、鉢花として広く普及しています。

そのほかのデンドロビウム

デンドロビウムはランの中でも大所帯で、性質や姿も大きく異なるので園芸でよく扱われているものは、いくつかのグループに分けて整理されています。ファレノプシス系以外の代表的なグループにはノビル系、フォーミディブル系などがあります。単に「デンドロビウム」というと、ノビル系のことを指すことが多く、ファレノプシス系に劣らず多くの園芸品種があります。また、フォーミディブル系は夏の鉢花として親しまれています。これ以外に、原種の中にもそだてやすく(寒さに強いなど)魅力的な花がたくさんあります。

ラン科デンドロビウム属
ノビル系 フォーミディブル(フォルモサム系) セッコク スペシオサム 
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