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チオノドクサの育て方

チオノドクサユリ(キジカクシ)科 学名:Chionodoxa  用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(そだてやすい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(つよい、ただし暑さによわい)

早春から春に星形の可愛らしい花を咲かせる小球根です。チオノドクサの名前はギリシア語のチオン(chion:雪)とドクサ(doxa:輝き・栄光)の2語からなり、雪解けの頃に咲いている姿を発見されたことにちなみます。

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
    バー バー                
球根植え付け
                バー バー    
ポイント
寒さにつよいが暑さにはよわい
乾燥に弱いので、貯蔵の際は掘りあげない
肥料は要らない、与えるなら腐葉土などの有機質を

季節・日常の手入れ ポイント
まず、チオノドクサは「高山植物」であるということを頭に入れておきましょう(性質として寒さには強く夏の暑さには弱い。水はけの良い土壌を好む、など)。

丈夫な植物で、地植え・プランター植えともに特に手間のかかる作業はありません。夏前に地上部が枯れて休眠に入りますがチオノドグサの球根は乾燥に弱いので掘り上げないでそのまま植えっぱなしにしておきます。他の植物を植えるために球根を掘り上げるのであればおがくずやバーミキュライトに入れて乾燥しないように涼しい場所で貯蔵します。

日当たり・置き場所
秋から春にかけては充分に日光の当たる場所で育てます。夏は休眠に入りますが高温が苦手なので地植えは植え付ける際、夏に日陰になるような場所を選びましょう。具体的には落葉樹の下などが最適です。鉢植えの夏越しは木陰の風通しの良い場所におくか、鉢ごと地面に埋めてしまい(鉢のフチまで)土の温度が上がらないように工夫します。

冬の寒さには強いので特になにもする必要はありません。地面が凍結するような心配があれば腐葉土をかぶせたり、土を寄せて防寒します。

水やり・肥料
水のやりすぎは球根が腐る原因になります。土の表面が乾いてからたっぷりと与えるようにします。植え付けてから芽が出るまで期間がありますが見えないところで根は着実に生育しているので怠らずにちゃんと水やりを行いましょう。庭植えは鉢植えほど乾燥しないので、取り立てて水をやる必要はありません。もし、極端に乾燥するようなら庭植えでも水を与えましょう。葉が枯れて休眠に入ったら秋に涼しくなるまで水を与える必要はありません。

肥料は必要ありません。やせた土に植え付ける場合でも有機質(腐葉土やピートモス、堆肥のいずれか)さえ混ぜておけば、他に肥料を与える必要はありません。鉢植えは植え付ける際、ゆっくりと効くタイプの肥料を少量混ぜ込んでもかまいません。ただし追肥は与えると球根が腐ってしまうことがありますので与えない方がよいでしょう。肥料よりも有機質を与えた方がよいです。

用土
水はけがよく、有機質に富んだものがよい。赤玉土6:腐葉土3:水はけをよくするために川砂を1混ぜます。

植え替え・植え付け

植え付け植え付けは9月下旬~11月に行います。ひとつの球根から咲く花の数は少ないのであまり間隔をあけすぎると見栄えがしません。鉢植えの場合は4号鉢(直径12cm)に7球を目安にし、球根の頭の先が地面すれすれになる深さに植えます。
庭植えの場合は2cmの深さで、5cm間隔で植えていきます。

球根が増えてきゅうくつになった場合、秋に掘りあげて植え替えます。

ふやし方
球根を分けてふやすことができます。適期は植え付けと同様の秋です。球根は掘り上げて手で分けて乾燥させないようにすぐに植え付けます。暖地や平地では球根が充分生長する前に地上部が枯れてしまうからか、充分な大きさの子球は得られず冷涼地に比べると増えにくいです。

タネをまいて育てる方法もあります。採取したタネはすぐにまきます。しかし発芽までに時間がかかる上に、開花するにはさらに時間がかかり(だいたい4年くらい)、さらに夏でも冷涼な気候でないと苗は育てにくいです。また、タネが熟す前に暑さで枯れて休眠に入ることもあります。

かかりやすい病害虫
春にアブラムシが発生します。早めに薬剤を散布して駆除しましょう。

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ユリ科
球根植物