くっきり十字
ベゴニア・マソニアナ(アイアンクロス・ベゴニア)
科名:シュウカイドウ科学名:Begonia masoniana別名:アイアンクロス・ベゴニア原産地:中国南部 ヒマラヤ草丈:30cm~50cm開花期:7月-8月難易度 (ふつう) |
ベゴニア・マソニアナ(アイアンクロス・ベゴニア)とは
葉の表面 |
中国南部からヒマラヤにかけて分布します。茎が這うように地中を伸びて広がる根茎性のベゴニアです。ベゴニアには利用目的で花を楽しむタイプと葉を楽しむタイプに分けますが、本種は葉を楽しむ観葉ベゴニアの1種です。
葉は左右非対称の心臓型で色は明緑色、葉脈に沿って黒褐色の模様がくっきりと入ります。その模様が鉄十字の形に似ているので、アイアンクロス・ベゴニアとも呼ばれます。葉の表面は小さな突起状になっており、短くてしっかりした毛で覆われます。夏になると淡い緑色の花を咲かせます。花は小さく、葉ほどのインパクトはなく余り目立ちません。
マソニアナはこの植物をヨーロッパに紹介したメイソンの名前にちなみます。
育て方
栽培カレンダー1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
開花期 |
植え替え |
開花期 |
日当たり・置き場所
風通しのよい明るい日陰が適しています。強い直射日光に当てると葉が傷むので、気をつけましょう(慣れればある程度の強光線にも耐えます)。耐陰性は強く、弱い光でもよく育ちます。夏は暑さを避けた場所が適しています。
耐寒温度は5℃前後です。ベゴニアの中では比較的寒さに強い方ですが、寒風や霜に当てると株がやられてしまうので、冬はベランダや室内に取り込んで育てます。
水やり・肥料
空気中の湿度が高い環境は好みますが、じめじめした多湿な土は嫌います。水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。乾燥にはよく耐えます。
肥料は生育期の春~秋にかけて、10日に1回の割合で液体肥料を与えます。真夏は暑さで弱っているようなら肥料はストップします。冬は与えません。
かかりやすい病気・害虫
春先から新芽や茎葉にアブラムシが発生します。見つけ次第薬剤を散布して駆除します。
多湿にすると茎葉が腐る灰色カビ病が発生することがあります。
植え付け・用土
水はけのよい用土が適しています。
ふやし方
葉ざしと株分けでふやします。
ポイント
育て方は同じ鑑賞ベゴニアのレックス種に準じます。環境変化に対する順応性が高く、その点では強健な植物とも言えます。環境が合えばあまり手間もかからず大きく育ちます。株が横に広がるので、大鉢植えに向きます。
関連の高い植物
シュウカイドウ |
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