南米の着生ラン
ビフレナリア
科名:ラン科学名:Bifrenaria原産地:ブラジル草丈:15cm-40cm開花期:4月~7月栽培難易度:
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ビフレナリアとは
主にブラジル南部を中心に約12種が分布するランの仲間です。樹木や岩の上に根を張り付かせて自生する着生種です。 稜のはっきりしたやや角ばった卵形のバルブ(地際にある球根のような部分) をつくり、その頂点に1~2枚の葉を付けます。
バルブの付け根から花茎を伸ばして、1本の花茎から1~数輪の花を咲かせます。花茎はあまり伸びず、葉の影になるような低い位置で花を咲かせます。花びらは分厚くてロウのような質感があり、花もちが良くて芳香があります。開花時期は種により異なりますが、春~初夏が中心です。
ラベルなどに記載するときの略号は『Bif.』、ビフレナリアの名前は「2」と言う意味のビと「手綱」を表すフレヌムの2語からなり、花粉のかたちに由来します。近縁属にマキシラリアとリカステ、ビフレナリアから分離・独立したステノコリネがあります。
仲間
アトロプルプレア〔Bif. atropurpurea〕
花色は赤紫色で芳香があり、主な開花期は春から夏です。草丈は30cmほどです。
ハリソニアエ〔Bif. harrisoniae〕
強健で比較的育てやすいビフレナリアの代表種です。花色は白で中心の花びらが紅紫になります。草丈は30cm前後です。
テトラゴナ〔Bif. tetragona〕
花色は緑色で赤褐色の筋が不規則に入ります。花はあまり大きく開きません。草丈は50cm前後になります。
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