ドラセナ・スルクロサ(ゴッドセフィアナ)の育て方
- 科名
- リュウゼツラン(キジカクシ)科
- 学名
- Dracaena surculosa
(=D. godseffiana ) - 別名
- ホシセンネンボク
- 原産地
- コンゴ
- 大きさ
- 60cm~2m
- 主な開花期
- -----
- 耐寒性
- よわい
- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
こんな植物です
ドラセナはアジア、アメリカ、アフリカの熱帯~亜熱帯に約50種が分布する常緑樹です。日本では比較的多くの種が観葉植物として親しまれています。
ドラセナ・スルクロサもその中の一つで、コンゴ原産の低木です。卵形の葉に黄白色の星のような細かい斑点がたくさんはいるのが特徴で、そこからホシセンネンボクの和名があります。縁の近い植物ではありませんが、庭木としてよく見かけるアオキになんとなく似ています。
正式な名前はドラセナ・スクロサですが、旧名のドラセナ・ゴッドセフィアナや単に’ゴッドセフィアナ’の名前で流通していることも多いです。種小名の「スルクロサ」は「地中に匍匐(ほふく)枝のある」という意味です。
品種
葉の中央に広い斑の入る’フリードマニー’や大きな斑点のはいる’フロリダ・ビューティー’などの園芸品種が知られています。ドラセナの仲間は茎が真っ直ぐに伸びて葉が放射状にたくさん付くようなものが多いですが、スルクロサは細い茎を地際からたくさん出して茎に沿って葉を付けます。若い葉っぱの斑は黄色味が強く、古くなっていくと徐々に黄色味が薄れて白っぽくなります。
画像
1.フリードマニー 2.フロリダ・ビューティー
育て方
- ・斑の入らない葉は摘み取る
- ・日によく当てる
- ・さし木・株分けでふやす
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え | 5月~8月 |
---|---|
肥料 | 5月~9月 |
日常の手入れ
基本的な性質
基本的な育て方や性質は、他の種類のドラセナと変わりませんので、ドラセナの育て方を参照にしてください。そのほかの注意点は以下の通りです 。
緑葉の処理
ときどき全く斑の入らない緑葉が出ることがあります。ほおっておくと緑葉が他にも出てきて、鑑賞価値が低くなることがあるので、見つけたら早めに摘み取ります。
日当たり
ある程度の日陰でも育ちますが、一年を通して日に当てたほうが葉の模様が鮮やかになります。強い日射しに当てると葉が焼けて傷んでしまうので、夏は明るい日陰に置きます。
耐寒温度は10℃以上です。冬は室内の日が当たる場所で育てます。
水やり・肥料
春~秋は土の表面が乾いたらたっぷりと水やりします。冬は低温で生長しないので、乾かし気味にします。
肥料は5月から9月の生育旺盛な時期に、ゆっくり効く固形肥料を1~2ヶ月に1回与えます。
植え付けと用土
鉢の中が根でいっぱいになったら、一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けします。適期は5月から8月です。
ふやし方
さし木でもふやすことができますが、株立ちする(地際から茎や枝をたくさんだす)ので株分けでふやすこともできます 。
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