- 科名
- バラ科
- 学名
- Armeniaca mume(= Prunus mume)
- 別名
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- 原産地
- 中国
- 大きさ
- 高さ30cm~3m
- 開花期
- 1月~3月
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
こんな植物です
中国西部を原産とする落葉樹で、日本には西暦700年前後に渡来したと言われています。最初に入ってきたのは白梅で、西暦800年以降に紅梅が渡来したと考えられています。古くから親しまれており、一部地域では野生化しています。
ウメの名前は中国から薬として入ってきた「烏梅(ウメの未熟果をいぶしたもの)」を「ウメイ」と呼び、それが転じてウメになったとされます。
品種や系統
一般的には目的に応じて、花を観賞する「花梅」と実を収穫する「実梅」に大別されます。園芸では性質に応じていくつかに分類されます。園芸分類には「4性分類」「3系9性分類」があります。ここでは「3系9性分類」を簡単に説明します。
野梅系
野生種に近い系統です。性質は丈夫で枝をよく伸ばし、さし木もよく根付きます。花が紅色の品種でも枝の断面は紅色になりません。「野梅性」「難波性」「紅筆性」「青軸性」の4性があります。
紅梅系
花や表皮の色に関係なく、枝の断面が紅色にります。「紅梅性」「緋梅性」「唐梅性」の3性があります。
豊後系
枝はややまばらですが、太くて節が目立ちます。葉や花は大型です。一部の品種はアンズとの雑種と考えられています。「豊後性」「杏性」の2性があります。
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アンズ
バラ科 難易度★★★☆☆
中国原産で来歴ははっきりしませんが、平安時代にはタネが薬用として利用されていたようです。