サンビタリアの育て方

多湿がやや苦手

キク科 「さ」からはじまる植物

サンビタリア
この植物の解説

育て方はこのページの下

科名
キク科
学名
Sanvitalia procumbens
用途など
鉢植え 花壇植え
開花期
6月~11月
大きさ
高さ20cm~30cm
耐寒性
ややよわい
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

育て方

栽培カレンダー

栽培カレンダー

主な作業の適期

植え替え 4月~5月 / 9月
肥料 6月~8月

日常の手入れ

梅雨時期に株が蒸れると立ち枯れ病にかかりやすくなりますので、茂りすぎて株の内側の風通しが悪くなっている場合は茎を切って風通しを良くします。

摘心

最盛期は次々と花を咲かせるので、枯れた花はこまめに摘み取り、株をキレイにしておきます。

土を乾燥気味に保ち、日によく当てることがポイントです。性質が丈夫で生長も早く、過湿に気をつければ、非常に育てやすい植物です。栽培のコツは「乾燥気味」「日当たりよく」「肥料は控えめ」です。

日当たり・置き場所

戸外のよく日の当たる場所で管理しましょう。暑さには強いですが、多湿には弱いです。長雨の時期、鉢植えはベランダなど雨の避けられる場所に移動します。

水やりと肥料

乾燥に強い植物です。水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えますが、過湿にならないように気をつけます。土がじめじめした状態では、根が腐って株がダメになってしまうことがあります。

肥料は控えめにします。肥えた土なら与えなくてもよく育ちます。花をたくさん咲かせるので、開花期はリン酸分の多く入った液体肥料を10日に1回程度与えます。窒素分が多いと葉はよく茂りますが、花付きは悪くなるので気をつけましょう。


適した土

水はけの良い土で育てましょう。赤玉土(小粒~中粒)5:腐葉土3:川砂2で混ぜた土を用います。地植えにする場合は水はけの良い場所を選びます。

植え替え・植え付け

株間は充分とります

花の咲いた後には枯れてしまうので、一度植え付けたら、植え替える必要はありません。植え付けは、霜や凍結の心配がなくなる4月以降が適期です。横に広がるので複数株植え付ける場合は20~30cmの間隔を空けましょう。

ふやし方

タネからふやすことができます。

春(4月下旬~5月)か秋(9月)がタネまきの適期です。春まきの場合、生長が早く夏には開花します。秋まきの場合、冬を越して翌春から花を咲かせます。耐寒性がやや劣るので、苗のうちは霜や凍結に注意します。

苗が大きくなってから植え付けても根付きにくいので、鉢や箱にまいて苗が小さいうちに根を傷めないように植え付けるか、花壇やコンテナに直接タネをまいて(直まき)間引きながら育てます。根が傷つくと根付きにくいことを考えると、直まきのほうが育てやすいです。

かかりやすい病害虫

病気:立ち枯れ病 害虫:アブラムシ

乾燥には強いのですが、過湿に弱い植物です。じめじめした環境では立ち枯れ病を起こすことがあります。立ち枯れ病にかかってしまうと根本が腐って倒れ、枯れてしまいます。土壌の中の菌が原因となって発生することが多くかかってしまうと治療は難しいです。清潔で水はけの良い土を用いて乾燥気味に育てるなど病気の発生しにくい環境をつくり、予防することが一番大切です。

アブラムシが発生した場合は薬剤を散布して駆除します。

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