育て方はこのページの下
- 科名
- ラン科
- 学名
- Ascocentrum
- 用途など
- 鉢植え バスケット植え、など
- 大きさ
- 高さ10cm~25cm
- 開花期
- 3月~8月
- 耐寒性
- よわい(8℃、できれば10℃以上)
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
育て方
- 真夏以外はよく日に当てます
- 越冬温度は8℃以上、できれば10℃
- 湿度と風通しの良い環境を好みます
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え | 4月下~5月(生育をはじめる頃) |
---|---|
遮光 | 6月~8月(30%~40%) |
肥料 | 5月~9月(生育期) |
日常の手入れ
花後の処理
花が枯れてきたら花がらを摘み取り、最終的には花茎の根元から切り落としましょう。
日当たり・置き場所
ランの中では日射しを好むので春と秋はよく日光に当てますが、夏の直射日光下では葉が焼けて傷む恐れがあります。真夏は日除けネットで30%~40%程度日光を遮るか、木陰のできる明るい日陰で育てましょう。風通しの良い環境が好きで、木陰に吊しておくとよく育ちます。
越冬温度は8℃~10℃を目安にします。5℃以下になると株が弱り、下の方から葉が落ちます。15℃キープできると季節に関係なく生長します。冬の日照不足は以降の花つきに影響します。空気が乾燥しても葉が落ちるので、エアコンを使っている場合は注意しましょう。
水やりと肥料
空気中の湿度が高い環境を好みます。生育期は乾いたらたっぷり水を与えて、霧吹きなどで葉っぱにも水をかけてあげましょう。芯の部分に水がたまったらティッシュペーパーや綿棒で水を吸い取るか、株を逆さに振って水を切ります。そのままにしておくと、芯が腐ることがあります。もし芯が腐ったら、その部分を切り取って殺菌剤を塗り乾かします。うまくいくと新芽がワキから伸びてきて復活します。
冬は低温でほとんど生長しません。水やりの回数を控えて、乾燥気味に育てます。15℃以上ある場合は生長するので、生育期同様に水を与えます。
肥料は生育期に10日に1回液体肥料を与えます。木枠のバスケットなどに植えている場合は、霧吹きなどを使って葉に肥料をかけます。固形肥料を使う場合、メッシュの袋などに入れて葉っぱに引っ掛けておきます。
適した土
根が空気を好み、植え込み材料がなくても育ちます。小苗の時は水ゴケを使用しても良いのですが成株を水ゴケで植えると湿り気がありすぎて根が腐ることがあります。鉢と株を安定させたい場合は角切りにしたヘゴ材や木炭、軽石などで植え込みます。
植え替え・植え付け
植え替えの適期は4月下旬から5月です。遅霜の心配がなくなり、気温が十分上がってから作業しましょう。
小苗は水ゴケを使って植えます。まず鉢の中心に木炭や発泡スチロールをおいてその上に苗を置いてまわりを水ゴケで埋めるようにして植えます。成株はヘゴ材や軽石を使って植えます。鉢の大きさはやや小さめのものを使用します。木枠のバスケットに植えてもよく育ちます。
ふやし方
ワキから子株がふくことがあります。子株が生長してきて根が2~3本伸びてきた頃を目安に親株から外して小さめの鉢に植え付けます。生長していない子株を植え付けてもなかなか育たないのであわてないようにしましょう。
かかりやすい病害虫
特にありません。