デンドロビウム・クリソトキサム
- 科名
- ラン科
- 学名
- Dendrobium chrysotoxum
- 別名
- ゴールデン・アーチ・オーキッド
- 原産地
- 東南アジア 中国南西部
- 大きさ
- 10cm~30cm
- 主な開花期
- 3月~7月
- 耐寒性
- ふつう(5℃以上)
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
こんな植物です
インド、ミヤンマー、タイ、ベトナム、中国雲南省に分布するランの仲間です。その花姿から、海外では’Golden arch Orchid’(ゴールデン・アーチ・オーキッド)とも呼ばれます。デンドロビウムの原種(野生種)の中でも比較的丈夫で花姿もキレイなので、花が咲いたものがときどき出回ります。
バルブ(茎)は少し中央がふくらんだ細長い棒状になるものが多く、上の方に5~7枚の葉っぱがつきます。葉っぱは革質で幅が狭く、先端がとがります。
主な開花期は春~初夏で、バルブの先端に近いところから花茎を伸ばし、幅4cm前後の明るい黄色の花を10輪~20輪ほど咲かせます。花の中心に近い箇所はオレンジ色に近い濃い黄色になります。花びらにはつやつやした光沢があります。花持ちは10日~2週間程度です。花茎はやや斜上するか、横向きに垂れ下がります。
花の中心が濃い褐色になる個体は、スワビッシムム〔Den. suavissimum〕と言う名前で、別種として扱うこともあります。クリソトキサムのクリソ(Chryso)はラテン語で「黄金色の」と言う意味で、花色に由来すると思われます。
性質・栽培
耐寒温度は5℃程度で、比較的寒さには強いです。病害虫もなく性質は丈夫ですが、なかなか花が咲いてくれないことも多いです。細かいことはわかりませんが、株が十分育って条件がばっちり合うと何本も花茎を出してくれます。冬頃に咲くこともありますが、春~初夏に咲くことが多いです。冬の温度管理で、ある程度ズレがでるのかもしれません。
夏は葉焼けを防ぐために50%程度の遮光を行います。ノビル系と同じくらいの遮光(20~30%)では葉焼けすることがあります。冬は十分日光に当てて、バルブにシワが寄るくらい乾燥気味に管理します。
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